treatment
ホワイトニング
具体的に
ホワイトニングのお話を
する前に…
当院で扱っている具体的な方法や製品のご説明をする前に、まず知って頂きたいことがあります。
それは「ホワイトニング」と「審美歯科」の違いです。
まず、歯を白くする方法を大きく分けると、3つの方法があります。
- 歯科医院で特殊機材を用いて行なう「オフィスホワイトニング」
- 自宅でマウスピースをはめて行なう「ホームホワイトニング」
- 白い詰め物・かぶせ物を用いる「審美歯科治療」
それぞれの方法にはメリット・デメリット、費用、治療期間などの違いがあり、あなたに合った治療法の選択が大切になります。
これについて下記で詳しくご説明します。
各種ホワイトニングと
審美歯科の違い
ホワイトニングは現在の歯の色のみを漂泊の原理で白くします。
審美歯科は現在の歯を人工的に変えることにより、歯の色だけでなく形や歯並びまで変えることができます。また、ホワイトニングは歯を削る必要はありませんが、審美歯科治療では歯を削る必要があります。
歯を削るかどうか
白さを維持できるかどうか
このように、それぞれの治療法で一長一短がありますので、あなたにとって一番良い方法は「これです」とは一概には言えません。担当医と相談してからの選択をお勧めいたします。
審美歯科治療に関しては、別のページで紹介していますので、詳しくは審美歯科をご参照下さい。
以下、当院で扱っている「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」をご紹介いたします。
当院推奨の
ホームホワイトニング
「オパールエッセンス」
当院では、米国のウルトラデント社製品「オパールエッセンス」というホームホワイトニングを導入しています。この薬剤を塗布したマウスピースを装着するだけで、自宅に居ながらにして歯が白くなっていきます。
オパールエッセンスは、アメリカのトップ企業ウルトラデント社製で、米国の歯科医院で最もポピュラーに取り扱われている医療用ホワイトニングジェルです。また、ADA(アメリカ歯科協会)、FDA(アメリカ連邦食品衛生管理局)にて、その効果と安全性が正式に認められています。
オパールエッセンスの特徴をまとめますと、下記のものになります。
- ホワイトニング効果が高い
- 知覚過敏になりにくい
- 歯にしみにくい
- 安全性が高く、ホワイトニング効果の持続性がある(後戻りしにくい)
- テトラサイクリンなどの先天性着色歯にも効果を発揮
従来のホワイトニングジェルと異なり、ジェルの粘着度が高いためトレイからの流出がなく、唾液と混じることもないので、ホワイトニング効果の持続性と美白効果に長け、後戻りがほとんどありません。
また、歯にとても優しい成分を使用していますので、治療中の知覚過敏を起こしにくいという特徴も併せ持ちます。オパールエッセンスに用いられている薬剤の主成分は過酸化尿素と言い、以前からお口の中の消毒に使われてきたものです。
米国の公的機関でも、その安全性が認められていますので、安心してお使いいただけます。
また、オパールエッセンスは、テトラサイクリン等の薬の服用で変色してしまった歯に効果を発揮できる唯一のジェルです。通常よりもホワイトニングに費やす期間はかかりますが、毎日使用すれば歯の色は改善していきます。
治療の流れ
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当院にて歯と歯茎の健康状態を診察します。場合によっては、過去に入れた詰め物を取り換えたり、虫歯の治療を行う必要があります。
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歯型をとり、患者様の歯並びに合ったマウスピースを作ります。
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そのマウスピースを一度合わせてみて、薬剤の使い方や1日の使用時間などの説明を受けて帰宅します。
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マウスピースにホワイトニングジェルを流し込みます。
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歯を磨いた後、マウスピースをお口に入れます。
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変色の程度にもよりますが、1日2時間以内マウスピースを装着します。
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ホワイトニング終了後、歯ブラシで余分なジェルを除去し、口を2回すすぎます。
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4~7の工程を約2週間続けます。
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その後も、歯の状況やマウスピースが変型していないかチェックするために、定期的に当院へ来院していただきます。
ホームホワイトニングの
メリット・デメリット
・オフィスホワイトニングと比べて、白さが長期間維持できる
・知覚過敏が発生しやすい
・患者様の手間を必要とする
当院で採用している
オフィスホワイトニング
「Tion」
数多くあるオフィスホワイトニングの中でも、厚生労働省から認可されている「Tion」というオフィスホワイトニングを当院では採用しております。
Tionは、日本で最も大きな歯科関連企業のひとつであるGC社が開発した、オフィスホワイトニングです。また、ホワイトニングの先進国であるアメリカにおいて人気を博し、「効果の高いオフィスホワイトニングシステム」との評価を得ています。
Tionの特徴をまとめますと、下記のものになります。
- 最もホワイトニング効果が高い
- 即日で歯が白くなるため、通院回数が少なく済む
- 歯へのダメージが少ない
- 治療中の痛みがない
- 治療後の痛みや知覚過敏が起きない
オフィスホワイトニングは、即日で歯が白くなることを求められるため、濃度の高いホワイトニング剤を用いる必要があります。ですが、濃度が高くなればなるほど歯がしみたり、知覚過敏が起きるなどの問題が生じてしまいます。
そのような問題を解決したのが、当院が採用している「Tion」です。
Tionは、新技術「V-CAT」の応用により、ホワイトニング剤の濃度を低く抑えつつも、高いホワイトニング効果が得られるため、即日で歯が白くなりますので、通院回数が少なく済みます。
また、低濃度のホワイトニング剤であるため、歯がしみず、治療中はもちろんのこと、治療後の痛みや知覚過敏が起きないなどもTionの特徴です。
治療の流れ
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治療説明
施術前に、ホワイトニングについて説明します。歯の色を診断し、口腔内の撮影を行います。
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歯面の清掃
ホワイトニング前に、プラーク・歯石・ステインを除去するために、歯のクリーニングを行います。
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保護
保湿効果の高いリップジェルを唇に塗布し、薬剤が歯茎につかないよう、歯茎に保護材を塗布します。
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ホワイトニングジェルの塗布
歯の表面にホワイトニングジェルを塗布します。
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光照射
ホワイトニングジェルの塗布後、1本の歯につき1分間の光照射を行います。
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ホワイトニングジェルの除去
光照射後、ホワイトニングジェルを除去します。
4~6までを3回繰り返します。
適宜、唇が乾燥して痛みが出ないよう、リップジェルを塗布します。 -
保護材の除去
歯茎に塗布した保護材を除去し、水洗後にうがいをしてもらいます。
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仕上げ研磨
最後の仕上げとして歯面清掃を行います。施術前の歯の色と比較するために、口腔内を撮影します。
オフィスホワイトニング
のメリット・デメリット
・正確に色をコントロールできる
・患者様の労力が不要
・「前歯」以外のホワイトニングが困難
ホワイトニングで
得られる「歯の白さ」の
持続期間は?
残念ながら永遠に白さが持続されるわけではありません。歯がだんだん黄色くなるのは自然な生理現象です。床屋へ行って髪を切ってもいずれまた髪が伸びてくるのと同じです。髪が伸びる程にはその期間は短くありませんが、誰でも年とともに白さは薄れてきます。
しかし、ホワイトニング2回目からは、1回目より簡単に白くなります。白さが維持される期間は、生活習慣、日ごろのお手入れなどによって個人差があります。
白さを長期間維持するためには、着色しやすい食べ物をとらないことや、ホワイトニングメンテナンス用の歯磨き粉を使う事をお勧めします。
また、ホームホワイトニングより、オフィスホワイトニングの方が後戻りしやすい傾向がありますので、オフィスホワイトニングの場合は6カ月後に追加のホワイトニングを繰り返すことで後戻りを防止することが可能になります。
ホームホワイトニングに関しては2~3年に一度の追加ホワイトニングが目安となります。この追加ホワイトニングを「タッチアップ」といいます。
これを定期的に行うことにより、変色しにくい歯になっていくという研究報告があります。ホワイトニング剤は使用上の注意を守る限り、何度繰り返し使用しても問題ありません。
白さを永久に維持させたい場合や、すでに人工の歯が多い方は、審美歯科治療の方が適していますので、審美歯科をご参照ください。
Tionは、新技術「V-CAT」の応用により、ホワイトニング剤の濃度を低く抑えつつも、高いホワイトニング効果が得られるため、即日で歯が白くなりますので、通院回数が少なく済みます。
症例集
当院で治療した症例をビフォー・アフター形式でご紹介します。